第20回 第63回秋季四国地区高校野球大会展望2010年10月19日

四国秋季大会、1回戦から好カード続出!

北川倫太郎(明徳義塾)

来年3月、阪神甲子園球場で開催される第83回選抜高等学校野球大会の四国地区出場校選考へ向けての重要な資料となる平成22年度(第63回)秋季四国地区高等学校野球大会の抽選会が10月19日に高松市内のホテルで行われ、各4県の秋季大会で3位までに入った出場12校の組み合わせが決定した。

試合は全て香川県高松市のレクザムスタジアムで行われ1回戦4試合は10月23日、シードとなる各県1位校が初戦を迎える2回戦4試合は翌24日、準決勝は10月30日、決勝戦は10月31日10時から試合開始予定となっている。

※ 第63回(平成22年度)秋季四国地区高校野球大会、組合せPDFはこちら

 肝心のトーナメント表を見てみると、亀井 雅人、山崎隼司など今年センバツ経験者を多数有する高知(高知)のブロックには同じく今年のセンバツ出場、今大会のディフェンディンディングチャンピオンであるの今治西(愛媛)。強打が持ち味の城南(徳島)のブロックに岡田孝、宇都宮 健太の2枚看板を有する香川西(香川)が。

一方、粘り強い戦いが身上の寒川(香川)のブロックには来季ドラフトを見据える左打者、北川 倫太郎が4番の明徳義塾(香川)。そして四国No1アーチスト細川 智裕が看板打者である新田(愛媛)のブロックには好右腕・龍田 祐貴と策士・森影浩章監督が率いる徳島商(徳島)と、どのブロックにも実力が拮抗したチームが入ることになった。

そして、初日第3試合で組まれた明徳義塾と15年ぶりに秋季四国大会出場を果たした松山商業(愛媛)の組み合わせは1回戦屈指の好カード。「高知県大会以後調子を上げている選手がいる」と新戦力起用を示唆した明徳義塾・馬淵史郎監督に対し、「自分たちの力を出すために思い切りやるだけ」(重澤和史監督)と正攻法で臨むことを宣言した松山商がどれだけ食い下がれるかが注目される。

ちなみに四国地区の一般選考枠は中国地区と合わせ「5」であるため、センバツ出場をより確実にするためには決勝進出が絶対条件。源氏と平家があいまみえた屋島の合戦場もほど近い、レクザムスタジアムを舞台とした戦国絵巻は、初戦からその熱を帯びそうだ。

(文=寺下 友徳)

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プロフィール

寺下友徳
寺下 友徳
  • 生年月日:1971年12月17日
  • 出身地:福井県生まれの東京都東村山市育ち
  • ■ 経歴
    國學院大學久我山高→亜細亜大。
    幼稚園、小学校では身長順で並ぶと常に一番後ろ。ただし、自他共に認める運動音痴から小学校入学時、早々に競技生活を断念。その後は大好きなスポーツに側面から関わることを志し、大学では応援指導部で4年間研鑽を積む。亜細亜大卒業後はファーストフード販売業に始まり、ビルメンテナンス営業からフリーターへと波乱万丈の人生を送っていたが、04年10月にサッカーを通じて知り合った編集者からのアドバイスをきっかけに晴れてフリーライター業に転進。07年2月からは埼玉県所沢市から愛媛県松山市へと居を移し、現在は四国地域を中心としたスポーツを追いかける日々を過ごす。
  • ■ 小学校2年時に福岡からやってきた西武ライオンズが野球と出会うきっかけ。小・中学校時代では暇さえあれば足を運んでいた西武球場で、高校では夏の西東京予選の応援で、そして大学では部活のフィールドだった神宮球場で様々な野球を体感。その経験が取材や原稿作成の際に「原体験」となって活きていることを今になってつくづく感じている。
  • ■ 執筆実績
    ネットでは、『高校野球ドットコム』、『スポーツナビ』、書籍では『野球小僧』シリーズ(白夜書房)、『ホームラン』(廣済堂あかつき出版)などで野球原稿を執筆中。また、サッカー原稿についても『週間サッカーダイジェスト』(日本スポーツ企画社)、 『サッカー批評』(双葉社)他、多数媒体での執筆実績あり。
  • ■ ブログ:「寺下友徳の「四国の国からこんにちは」

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