
4安打1失点完投勝利の小方聖稀(明徳義塾)
「心を整えた」怪物小方、四国大会に明徳を導く!
明徳義塾の新人戦準決勝(対土佐0対1)敗退により、この秋は高知、明徳義塾の両雄が四国大会出場を賭けた準決勝で対戦することに。直近では明徳義塾途中出場のライト・中平亜斗務(3年)の超ファインプレーで決まった選手権高知大会決勝に代表されるように、常に緊迫した好勝負が展開されるこのカードだが、明徳義塾・馬淵史郎監督が先発に抜擢したのは183センチ・83キロの1年生左腕・小方 聖稀(1年)であった。
中学時代は過去に2008年夏の甲子園優勝投手の福島由登(大阪桐蔭・現:青山学院大3年)など数々の甲子園球児を輩出した硬式野球ヤングリーグ・徳島ホークスの絶対的エース。ほぼ直球1本で打者をなで斬りにし、四国内では「怪物」の名をほしいままにしてきた小方とはいえ、この大一番での先発起用はリスクが伴うもの。それでも馬淵監督は「大器の片鱗があるし、ボールの角度があるのでボールでもバッターが振ってくれる」と自信をもってマウンドに彼を送り出したのである。
そして小方は、名将の期待に見事応えるピッチングを見せた。球速こそ最速136キロに留まったものの、110キロ台のスライダー含め、ボールの伸びは抜群。「ストレートを狙っていたが、適度に荒れていたので絞りきれなかった」と高知・島田達二監督は小方を評したが、そもそも絞りきれなかったのも「配球はほぼ全て任せている」杉原賢吾(2年)とのコンビネーションがよく、ボール球も常に低めにコントロールされていたからである。
事実、複数安打を許したのも4番の法兼 駿(2年・主将)に適時打を喫した4回裏と最終回のみ。初回の相手野選に加え、5回は2番・今里征馬(2年)の適時打、7回は1番・伊與田 一起(2年)の適時打と着々得点を重ねた打線の援護も受け、「当初8・9回は福(丈幸・2年)に任せようと思っていたが、この内容を見たら換える必要はないと思った」(馬淵監督)小方。その結果は、見事4安打2四球で10奪三振の132球完投勝利につながった。
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| 高知 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||||||
| 明徳義塾 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | X | 4 |
高知:坂本優太、田頭翼、市川豪-股川涼有、小松朋裕
明徳義塾:小方聖稀-杉原賢吾
明徳義塾は6年連続23度目の四国大会出場
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