2011年10月08日 高知県立春野運動公園野球場

明徳義塾vs高知

2011年秋の大会 第64回秋季四国地区高等学校野球大会高知県予選 準決勝

4安打1失点完投勝利の小方聖稀(明徳義塾)

「心を整えた」怪物小方、四国大会に明徳を導く!

 明徳義塾の新人戦準決勝(対土佐0対1)敗退により、この秋は高知明徳義塾の両雄が四国大会出場を賭けた準決勝で対戦することに。直近では明徳義塾途中出場のライト・中平亜斗務(3年)の超ファインプレーで決まった選手権高知大会決勝に代表されるように、常に緊迫した好勝負が展開されるこのカードだが、明徳義塾・馬淵史郎監督が先発に抜擢したのは183センチ・83キロの1年生左腕・小方 聖稀(1年)であった。

中学時代は過去に2008年夏の甲子園優勝投手の福島由登(大阪桐蔭・現:青山学院大3年)など数々の甲子園球児を輩出した硬式野球ヤングリーグ・徳島ホークスの絶対的エース。ほぼ直球1本で打者をなで斬りにし、四国内では「怪物」の名をほしいままにしてきた小方とはいえ、この大一番での先発起用はリスクが伴うもの。それでも馬淵監督は「大器の片鱗があるし、ボールの角度があるのでボールでもバッターが振ってくれる」と自信をもってマウンドに彼を送り出したのである。

そして小方は、名将の期待に見事応えるピッチングを見せた。球速こそ最速136キロに留まったものの、110キロ台のスライダー含め、ボールの伸びは抜群。「ストレートを狙っていたが、適度に荒れていたので絞りきれなかった」と高知・島田達二監督は小方を評したが、そもそも絞りきれなかったのも「配球はほぼ全て任せている」杉原賢吾(2年)とのコンビネーションがよく、ボール球も常に低めにコントロールされていたからである。

事実、複数安打を許したのも4番の法兼 駿(2年・主将)に適時打を喫した4回裏と最終回のみ。初回の相手野選に加え、5回は2番・今里征馬(2年)の適時打、7回は1番・伊與田 一起(2年)の適時打と着々得点を重ねた打線の援護も受け、「当初8・9回は福(丈幸・2年)に任せようと思っていたが、この内容を見たら換える必要はないと思った」(馬淵監督)小方。その結果は、見事4安打2四球で10奪三振の132球完投勝利につながった。

印刷する  この記事をYahoo!ブックマークに追加  この記事をクリップ!  このエントリーをはてなブックマークに追加   

【次のページ】 明徳義塾vs高知(2)


【関連記事】
第44回 第84回選抜の選考を振り返る【近畿・中国 四国・九州 編】【大会展望・総括コラム】
第9回 「トレーニング&メンタル」 ~コンディションラン~【技術ノート トレーニング編】
高知vs明徳義塾【2011年秋の大会 平成23年度秋季四国地区高等学校野球大会】
鳴門vs高知【2011年秋の大会 平成23年度秋季四国地区高等学校野球大会】
高知vs小松【2011年秋の大会 平成23年度秋季四国地区高等学校野球大会】
明徳義塾vs宇和島東【2011年秋の大会 平成23年度秋季四国地区高等学校野球大会】
高知vs寒川【2011年秋の大会 平成23年度秋季四国地区高等学校野球大会】
【速報】第93回全国高校野球選手権大会、全出場校決定 【ニュース - 高校野球関連】
第31回 第83回選抜大会総括【大会展望・総括コラム】
第30回 大会途中経過!今大会の注目選手(投手&野手)を振り返る【大会展望・総括コラム】
第29回 いよいよ後半戦に突入!優勝の鍵を握るのは捕手の力量にあり!【大会展望・総括コラム】
第83回選抜高校野球大会 出場校特集四国地区3校追加! 【ニュース - 高校野球関連】
市川 豪(高知) 【選手名鑑】
伊與田 一起(明徳義塾) 【選手名鑑】
小方 聖稀(明徳義塾) 【選手名鑑】
坂本 優太(高知) 【選手名鑑】
福永 智之(明徳義塾) 【選手名鑑】
法兼 駿(高知) 【選手名鑑】
和田 恋(高知) 【選手名鑑】
高知 【高校別データ】
明徳義塾 【高校別データ】
秋季高知県大会 【大会別データ】

応援メッセージを投稿する

高知県地域応援スポンサー

高知県の地域スポンサー様を募集しております。